energie charge


先日、屋久島へ行ってきました。

鹿児島に住んでいるのに、ずっと行きたかったのに、、近いからいつでも行ける気がしてなかなか旅行の目的地としての最終選考に選ばれなかった場所。

それなのに今まであんまり乗り気ではなかった旦那さんも、今回は屋久島、行こうか!と乗り気で、なぜかあっさりと決まってしまった。

1日目は白谷雲水峡を堪能。普段では絶対に歩かないような岩の上や落ちそうな狭い山道を進む。一面が緑。自然の生み出す緑と、空気。途中で雨が降ってきたからカッパをかぶって、歩き続ける。ひんやりと澄んだ空気の中、呼吸するたびに身体の中が浄化されていく。山の匂いを嗅いで、山に流れる水の音、風の音を聞く。頭の中も少しずつ軽くなっていく。日常で抱える煩悩がひとつずつ消えていくのを感じながら…ガイドさんの話もとっても面白くて、あっという間の2時間。

たった2時間なのに目的地まで登って、降りてきたという達成感がとても嬉しかった。

2日目、いよいよ屋久杉に会いに。まずはトロッコ道を2時間、ひたすら歩き続ける。途中、落ちたらもう人生が終わってしまうほどの道、橋の上をも歩き続ける。ガイドさん曰く、歩き続けて30分もすると、みんなトロッコ道に飽きてしまうのだとか。

トロッコ道を歩き終わると待っているのが過酷な山道。石から石へと飛んでみたり、太い木の根はとても滑って危ない。歩幅50センチほどしかない道や、長く続く階段。登山初心者のわたしには足元をみていないと危なくて周りの景色なんて楽しむ余裕のないところばかり。息を切らしてただただ歩く。そうして歩き続ける先に一番にお目見えしたのが、高校生の時にポストカードをもらってから、自分の目で一度みて見たいと願っていたウィルソン株でした。

大きな株の一角からみた綺麗なハートの形。とても感動的で人工で作られたわけではなく自然が作り出した奇跡を写真に収めた。

縄文杉までまだまだの距離。また気合を入れ直して歩き出す。歩くというよりよじ登るところもあったりしながら笑 一歩一歩、踏み外さないように丁寧に歩く。息が切れてしまう。途中、すれ違う人たちが挨拶をしてくれる。笑顔と疲れが入り混じった表情で挨拶を返す。猿も急に現れる。湧き水を飲んで、喉を潤す。あぁ、この場所すごいなー!という信じられない場所を登りきった時に現れるのだ。なんだか、パワーが切れかけそうな時にタイミングよく、人や自然に助けられていることを感じ、不思議とうまくエネルギーチャージをしながら登り続けていた。

3000年以上も立ち続けている縄文杉。登り続けたからこそ見れる偉大な縄文杉は、霧がかかり、なんとも神秘的な光景で、登りきったんだ!という達成感が押し寄せ、噛み締め、ずっと見入ってしまった。3000年と言われても全くピンとこないはずなのに、みるとなぜか納得してしまう不思議なパワーが人を引き寄せる。

山の上で、食べるお弁当と一緒に屋久杉のパワーもたっぷり飲み込んで。でもまだ折り返し。あと半分の道のりが残っていた。帰り道、長時間のトレッキングで身体の疲労で受け流せていた症状も少しずつはっきりと現れ始める。精神的にも、山道をくだりきって、トロッコ道に帰ってきた辺りから、あとどれくらいなんだろう?とゴールまでの距離が気になり始める。

トロッコ道は確かに、同じような道と思ってしまえばただひたすら歩くだけで、辛く感じてしまうかもしれないけれど、わたしには辛いとか、いつ終わるんだろうとか、そういうのじゃなくて、あぁどこかに鹿がいないかな?とか、行きは余裕がなくて見れなかった景色をみれるようになった自分にテンション上がっちゃったりなんかして。鼻歌を歌ったり、小さく踊ったりしながら、身体の疲れはやっぱりというかもちろん感じていたけど、心がとても強かった。

多分、ヨガを始める前のわたしは弱音吐いていたと思うし、疲れたなーまだかな、、という思考の渦にどっぷりハマり、帰り道が長く感じていたかもしれない。今回のトレッキングで心のコントロールができるようになっている自分を強く感じて、とてもとても嬉しかった。


高校生の時にポストカードをもらってから、生で一度見てみたいと願っていたウィルソン株。頑張って登りきった証としてしっかり目に焼き付けることができた縄文杉。

でも、また必ず会いに行きます。

自然のエネルギーには敵わない!


Luana yoga

鹿児島市清和にあるのちいさなヨガ教室です。 日常の中に自分のカラダとココロに向き合う時間は なかなか作れないもの。 ヨガを通して、また日々の活力に繋がるような そんな時間を 提供できたらと思っています。 心の疲れも一緒にほぐしましょう♩

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